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美の山公園ツーリング 〜秩父の絶景と静寂を求めて〜

第四章 バイクとJAPAN全国津々浦々

「旅とは、景色を走り抜けることだけじゃない。心に刻む時間のことだ。」


再び秩父へ 〜美の山公園を目指して〜

「おい、また秩父か?」

「そうだ。けど今日はいつもと違うルートで美の山公園に行くぞ。」

「へぇ…どんな道だ?」

「今回はワインディングじゃなく、のんびり景色を楽しみながら行こうと思ってな。」

エンジンをかけ、関越道を南下。
途中、前回訪れた長瀞渓谷の岩畳を横目にしながら進む。
すでにここは訪れた場所。だが、季節が変われば景色も変わる。あのしゃべらなくなったハーレー乗りのオヤジも元気にしているだろうか・・・

「おい、長瀞の川、前より水量が増えてるな。」

「最近の雨で増水したみたいだな。あの時とは違う表情だ。」

バイクを止めずに流しながらも、変わりゆく景色を感じる。
ツーリングってのは、ただ新しい場所へ行くことじゃない。
同じ道でも、走るたびに違う発見がある。


美の山公園 〜静寂に包まれる絶景スポット〜

県道68号線を登り、美の山公園の標識が見えてきた。
駐車場にバイクを停め、展望台へ向かう。

「ほぉ…ここが美の山公園か。」

「360度のパノラマビュー、なかなかいいだろ?」

眼下には秩父盆地が広がり、その奥には奥秩父の山々。
この日は晴天で、空気が澄んでいたせいか、遠くには群馬方面の山々まで見えた。

「こういう静かな場所も悪くねぇな。」

「だろ?たまには風を切るだけじゃなく、こういう景色をじっくり味わうのもいい。」

ツツジが咲き誇る丘を歩くと、甘い花の香りが鼻をくすぐる。
アジサイ園では、もうすぐ見頃を迎える紫陽花が青く色づいていた。

「ここなら夜景もすごそうだな。」

「そうなんだよ。日本夜景100選にも選ばれてる場所なんだぜ。」

「また夜に来るしかねぇな。」


以前の記憶 〜秩父ミューズパークとの違い〜

展望台で缶コーヒーを開けながら、前に訪れた秩父ミューズパークを思い出す。

「あっちは広大な公園だったよな。」

「そうだな。バイクで走れる道も広くて気持ちよかった。」

美の山公園はミューズパークとは違い、派手な施設はない。
その代わり、静寂と景色に包まれる。

「お前はどっちのほうが好みだ?」

「……どっちも良さがあるな。だけど、こういう場所でじっくりと時間を過ごすのも悪くねぇ。」

バイク乗りってのは、速さやパワーだけを求めるわけじゃない。
たまにはこうやって、静かに過ごす時間も必要だ。


帰路 〜秩父の自然に別れを告げる〜

「さて、そろそろ帰るか。」

「……また来たくなるな、ここは。」

「そうだな。次は夜景を見に来よう。」

エンジンをかけ、静かな山をあとにする。
走り出せば、また風が俺たちを包み込む。

景色が流れていく。
だけど、心に刻まれたこの時間は、ずっとここに残るだろう。

🏍️🔥 風が吹く限り、俺たちは走り続ける。

著者プロフィール

ようこそ、俺と相棒の奇妙な旅へ
エンジンをかければ、旅が始まる。
でも、俺の相棒はただのハーレーじゃない。
しゃべる。しかも、めちゃくちゃよくしゃべる。

「今日はどこへ行く?」
「その前に、俺のオイル交換はどうなった?」
「お前、また無計画に走ろうとしてるだろ?」

…うるさいけど、憎めない。
こいつと旅をしていると、ただの道も、ただの景色も、いつもとは違って見える。
自由気ままな俺と、口うるさいハーレーの奇妙な旅。
絶景、古き良き町並み、気まぐれな寄り道、そして時々起こるちょっと不思議な出来事。

📍 目的地はなし。行きたい場所に行くだけ。
🏍 二人(?)で風を切る。
🎭 笑えて、考えさせられる、そんな旅の記録。

「さあ、今日はどこへ行く?」
「お前がちゃんと計画を立ててるならな。」

さて、どうなることやら。

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第四章 バイクとJAPAN全国津々浦々
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