
「人は旅をすることで、新しい景色だけでなく、新しい自分に出会う。」— セザンヌ
朝の陽ざしが優しく差し込むなか、相棒のハーレー・スポーツグライドとともにエンジンをかける。
今日は東京都江戸川区にある葛西臨海公園へ向かうツーリングだ。
東京湾に面したこの公園は、水族館や大観覧車があるだけでなく、広々とした芝生や海沿いの道が楽しめる絶好のスポットだ。
SHOEIの黒と黄色のフルフェイスヘルメット をかぶり、ミラーシールド越しに青空を確認する。
「最高のツーリング日和だな!」
ハーレーのエンジンを響かせながら、葛西臨海公園へと走り出した。
東京湾を望む! 葛西臨海公園に到着

葛西臨海公園は、東京湾を望む都立公園で、総面積77.72ヘクタールもの広大な敷地を誇る。
園内には、葛西臨海水族園、ダイヤと花の大観覧車、鳥類園など、さまざまな施設が揃っている。
まずは公園のシンボルともいえるダイヤと花の大観覧車へ向かう。
高さ117mの日本最大級の観覧車からは、レインボーブリッジや東京タワー、スカイツリー、そして遠くに富士山まで見渡せる。
「おい、俺も観覧車乗れるのか?」
「お前はバイクだから無理だな。」
「ちぇっ、俺も東京を一望したかったぜ!」
そんな軽口をたたきながら、観覧車の下でしばし景色を楽しむ。
迫力満点! 葛西臨海水族園へ

次に向かったのは、葛西臨海水族園。
ここには世界最大級のドーナツ型水槽があり、巨大なクロマグロが群れをなして泳ぐ姿が見られる。
「おい、あの魚、めっちゃ速いな!」
「バイク並みにスピード感あるな。」
ペンギンの展示エリアでは、国内最大級の広さを誇るスペースでのびのびと泳ぐペンギンたちが愛らしい。
のんびりした時間を過ごしながら、次の目的地へと向かう。
絶品グルメ! 海沿いのカフェでランチ

走り回ったら腹が減る。
公園内にあるPARKLIFE CAFE & RESTAURANTに立ち寄り、ランチをいただくことに。
ハワイアンテイストの店内で、ロコモコを注文。
熱々のハンバーグに濃厚なグレービーソースが絡み、ライスとの相性も抜群だ。
「うまい! バイク旅の飯は最高だな!」
「おうよ、これがあるからツーリングはやめられねぇ!」
食後のコーヒーを楽しみながら、潮風を感じる。
自然の楽園! 鳥類園でリラックス

ランチの後は、園内にある鳥類園を散策。
ここは東京湾の自然環境を活かしたエリアで、多くの野鳥が飛来する。
双眼鏡を片手に、ゆっくりと歩くと、珍しい鳥たちの姿が目に入る。
いつものバイク旅とは違う、静かなひとときだ。
「こういうのも悪くないな。」
ハーレーもどこか穏やかに見える。
夕暮れのパークトレインで締めくくり

最後に、公園内を周遊するパークトレインに乗車することに。
ハーレーにはちょっと待ってもらい、公園の広大な景色をゆっくり楽しむ。
夕暮れ時、東京湾に沈む太陽が空をオレンジ色に染める。
バイク旅ではなかなか体験できない、穏やかな時間を過ごした。
「また次の冒険へ」—葛西臨海公園ツーリングを終えて

日が沈み、再びハーレーに跨る。
エンジンをかけると、静かだった公園の雰囲気が一気に変わる。
「今日も最高の旅だったな!」
「おうよ! 走り続ける限り、俺たちの冒険は終わらねぇ!」
人生もバイク旅も、走り続けることが大事だ。
また次の冒険へ。エンジンを吹かし、俺たちは新たな道へと走り出した。