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氷川神社ツーリング 〜過去を敬い、未来を創れ〜

第二章 バイクと哲学

「過去を敬い、未来を創れ。」
— ウィンストン・チャーチル

「おい、また渋い言葉を持ち出してきたな。」

エンジンをかけた瞬間、相棒のハーレーが呆れたように言う。

「いや、これが今日のテーマだ。」
「ほぉ、どういうことだ?」
「今日は埼玉の氷川神社へ行く。千年以上の歴史を持つ神社だ。」
「また神社か?最近、神様にハマってるのか?」
「いや、ちょっと気になることがあってな。」

最近、旅の途中で聞いた話がずっと頭に残っている。

『各地の神社で御朱印を集めると、神の力を授かることができる』

御朱印は、ただの記念スタンプじゃない。
神社を巡り、その神の力を分けてもらう証。
それを集めることで、何かが変わるのかもしれない。

「まぁいい。走る理由があるなら、それで十分だ。」
「じゃあ、行くぞ。過去を敬い、未来を創る旅へ。」

相棒は軽くエンジンを吹かし、俺たちは氷川神社へ向けて走り出した。


都会から静寂へ、氷川神社へ向かう道

東京を抜け、国道17号線を北上。
さいたま市へ向かう道は広く、流れもスムーズだ。

「おい、神社に行くのに、この道はちょっと味気ねぇな。」
「まぁ、都会の中にある神社だからな。」
「でも、歴史があるんだろ?」
「ああ、氷川神社は2400年以上の歴史を持つとされてる。」
「…マジか。バイクの歴史なんて100年ちょいなのに?」
「だからこそ、敬う価値があるんだろ?」

都会の喧騒の中に、静寂の聖域が広がる。
俺たちはその空間へと近づいていった。


氷川神社の荘厳な雰囲気

鳥居をくぐると、一気に空気が変わる。
長い参道の先に、本殿が堂々と構えている。

「おい、この神社、デカいな。」
「埼玉で最大級の神社だからな。」
「…なんか、場違いな気がしてきたぜ。」
「そんなことはないさ。ライダーだって、旅人だって、ここに来る資格はある。」

手水で清め、静かに本殿へ向かう。
神社の神聖な雰囲気に包まれながら、手を合わせる。

「この旅が良きものになりますように。」


御朱印と、神の力を集める旅

参拝を終え、御朱印所へ向かう。
御朱印帳を差し出すと、巫女が静かに筆を走らせる。

「神社巡りをされているのですか?」

ふと、巫女が声をかけてきた。

「まぁ、少しずつですが。」

「それは素晴らしいことです。各地の神社で御朱印を集めることで、神々のご加護を受けられるとされています。」

「……それって、本当なんですか?」

「ええ。古来より、旅をしながら神の力を集める者は、多くの知恵と導きを得るといわれています。」

俺は御朱印帳をじっと見つめる。

これはただの記録じゃない。
神社を巡り、手を合わせ、力を分けてもらう旅なのかもしれない。

「おい…これは、俺たちの新しい旅の始まりか?」
「かもしれないな。」

相棒は静かにエンジンを鳴らした。


帰路と、次の目的地

鳥居をくぐり、再びバイクへ戻る。
エンジンをかけると、相棒が不敵に笑った。

「で?次はどこの神様に会いに行く?」
「そうだな…次は関東屈指のパワースポット、鹿島神宮か?
「ほぉ…茨城か。それもまた面白そうだな。」

御朱印を集め、神の力を授かる旅。
それはただのツーリングじゃなく、未来を創る旅なのかもしれない。

「行くぞ、相棒。まだまだ道は続く。」
「おう。風が吹く限り、俺たちは走り続けるぜ!」

俺たちは、新たな目的を胸に、次なる神社へ向かって走り出した。

著者プロフィール

ようこそ、俺と相棒の奇妙な旅へ
エンジンをかければ、旅が始まる。
でも、俺の相棒はただのハーレーじゃない。
しゃべる。しかも、めちゃくちゃよくしゃべる。

「今日はどこへ行く?」
「その前に、俺のオイル交換はどうなった?」
「お前、また無計画に走ろうとしてるだろ?」

…うるさいけど、憎めない。
こいつと旅をしていると、ただの道も、ただの景色も、いつもとは違って見える。
自由気ままな俺と、口うるさいハーレーの奇妙な旅。
絶景、古き良き町並み、気まぐれな寄り道、そして時々起こるちょっと不思議な出来事。

📍 目的地はなし。行きたい場所に行くだけ。
🏍 二人(?)で風を切る。
🎭 笑えて、考えさせられる、そんな旅の記録。

「さあ、今日はどこへ行く?」
「お前がちゃんと計画を立ててるならな。」

さて、どうなることやら。

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第二章 バイクと哲学
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