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牛久大仏ツーリング 〜心が変われば、世界も変わる〜

第二章 バイクと哲学

「心が変われば、世界も変わる。」
— マハトマ・ガンジー


「ほぉ…また考えさせる言葉じゃねぇか。」

エンジンをかけた瞬間、相棒のハーレーが低く唸る。

「心の持ちよう次第で、世界の見え方が変わるってことだ。」
「なるほどな。で、今日はどこへ走る?」
茨城県・牛久大仏だ。」
「おいおい、今度は大仏かよ?最近、神とか仏とかにハマってねぇか?」
「まぁな。昨日は神の力をもらったし、今日は仏の力を少し分けてもらおうと思ってな。」

相棒は「フッ」と笑うようにエンジンを吹かした。

「まぁいいぜ。デカい仏様の前で、何が見えるのか試してみようじゃねぇか。」


牛久大仏への道

都内を抜け、常磐道を北上する。
空は晴れ渡り、ツーリングには最高のコンディションだ。

「おい、見えてきたぞ。」

前方に、巨大なシルエットが現れる。
まるで山のようにそびえ立つ、牛久大仏(高さ120m)

「デカすぎるだろ…。」
「ギネス世界記録にも載ってる”世界一高い青銅製の大仏”だからな。」
「バイクもデカけりゃ偉いってもんじゃねぇが、この大仏は別格だな。」

牛久大仏の足元にバイクを停めると、その圧倒的な存在感に息をのむ。

「おい、これ本当に人間が作ったのか?」
「そうだな。でも、最初にこの大仏を造ろうと思った奴の”心”が変わったから、こうして形になったんだろ。」
「なるほどな…ガンジーの言葉が効いてくるぜ。」


大仏の前で己を見つめる

本堂へ向かい、手を合わせる。

「……。」

目を閉じ、深く呼吸する。
仏の前では、余計なことを考えるのがバカらしくなる。
ただ”今ここにいる”ことだけを感じる。

「おい、なんか静かすぎて落ち着かねぇな。」
「仏の前では、無駄に喋らなくていいんだよ。」
「……まぁ、たまにはこういう時間もアリか。」

牛久大仏の胎内に入り、静寂の中で歩く。
仏の力に包まれているような、不思議な感覚。

「おい、ちょっとだけ俺もパワーもらった気がするぜ?」
「そうだな…不思議と気持ちが整う。」

心が変われば、世界が変わる。
今日のツーリングは、ただの走りじゃない。
自分を見つめ直す時間だったのかもしれない。


帰路と、これからの旅

エンジンをかけ、再び道へ。
牛久大仏の巨大な背中を見送りながら、ふと思う。

「なぁ、俺たちの旅って、意味があると思うか?」
「意味なんて後からついてくるもんだろ?」
「……そうかもな。」

走ることで何かを感じ、何かを得る。
それが旅ってもんだ。

「さて、次はどこへ行く?」
「そうだな…次は”滝”でも見に行くか?」
「ほぉ…いいじゃねぇか。水の力も感じてみるか。」

風を切りながら、俺たちは次の目的地へ。

「心が変われば、世界も変わる。」

風が吹く限り、俺たちの旅は終わらない――。

著者プロフィール

ようこそ、俺と相棒の奇妙な旅へ
エンジンをかければ、旅が始まる。
でも、俺の相棒はただのハーレーじゃない。
しゃべる。しかも、めちゃくちゃよくしゃべる。

「今日はどこへ行く?」
「その前に、俺のオイル交換はどうなった?」
「お前、また無計画に走ろうとしてるだろ?」

…うるさいけど、憎めない。
こいつと旅をしていると、ただの道も、ただの景色も、いつもとは違って見える。
自由気ままな俺と、口うるさいハーレーの奇妙な旅。
絶景、古き良き町並み、気まぐれな寄り道、そして時々起こるちょっと不思議な出来事。

📍 目的地はなし。行きたい場所に行くだけ。
🏍 二人(?)で風を切る。
🎭 笑えて、考えさせられる、そんな旅の記録。

「さあ、今日はどこへ行く?」
「お前がちゃんと計画を立ててるならな。」

さて、どうなることやら。

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第二章 バイクと哲学
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